こんにちは。富山で設計事務所と家を建てた30代夫婦です。
「VE交渉」と聞くと、難しそうに聞こえるかもしれません。
プロ目線での工務店との折衝です。
私たちが実際にやったことは「OK・NG」を判断するだけ。それで500万円以上の削減になりました。
きっかけは一枚の減額候補一覧表だった
最初の見積もりを受け取った後、設計事務所が一枚の表を作ってくれました。
設計士からのメール(抜粋)
「減額項目をまとめました。それぞれ、変更した場合の金額と影響を書いています。」
添付されていたのは、20項目ほどの減額候補リストでした。
この表の存在が、VE交渉の出発点でした。
施主側から「削れるものを探してください」とお願いしたわけではなく、設計事務所が先回りして整理してくれていたんです。
設計事務所に依頼して良かったと感じた場面の一つです。
施主がやることは「OK・NGを判断するだけ」
施主が工務店と難しい交渉をするイメージがあるかもしれません。
でも実際は違いました。
設計事務所が一覧表を作り、工務店と技術的な確認をしてくれます。
施主は「この変更でいいか・よくないか」を判断するだけです。
VE交渉の流れ
設計事務所がVE候補の一覧表を作成
↓
工務店が技術的な可否を確認
↓
設計事務所が品質への影響を説明
↓
施主がOK/NGを判断
↓
2〜3回の打ち合わせで採用項目を確定
判断に迷った項目もあった
すべての項目がスムーズに決まったわけではありません。
ある項目について悩んだとき
「構造って、家の強度に関わるところだよなあ…大丈夫なのかな?」
「構造設計は流石に良し悪しが分からない。」
「この変更は品質に影響しないと言われているけれど、本当に大丈夫なのか」と判断しきれない項目がいくつかありました。
設計事務所経由の構造設計者がおり、事務所側もこまめに確認し合ってたようです。
専門知識がない施主が一人で判断しようとすると不安が残りますが、プロに相談できる環境があることで、納得して決められました。
判断に迷ったら相談する——これがVE交渉で一番大事なことだと思っています。
5〜10項目の積み上げで500万円以上
採用した項目数は5〜10項目でした。
一つひとつは数十万円〜数百万円の削減です。それが積み上がって、VE交渉全体では500万円以上の削減になりました。
採用した項目の例(イメージ)
基礎の仕様変更:50万円
外壁材の変更:80万円
設備の型番変更:40万円
…(その他)
─────────────
合計:500万円以上
「一発逆転」ではなく「地道な積み上げ」がVE交渉の実態です。
一項目が大きく削れることもありますが、小さな項目の積み上げが全体を押し上げます。
打ち合わせは2〜3回で完結した
VE交渉のための打ち合わせは2〜3回でした。
設計事務所が事前に一覧表を整理してくれていたので、打ち合わせは「確認と判断」が中心です。
ゼロから項目を探す作業を施主がやる必要はありませんでした。
設計事務所がいることで、施主の負担が大幅に減りました。
工務店との関係を大事にすること
最後に一つだけ。
VE交渉は「値切る」ことではありません。
工務店が無理をして利益を削るのではなく、設計や仕様の工夫でコストを下げるのが本来の姿です。
工務店も「どこを変えれば安くなるか」を一番よく知っています。
その知識を引き出すプロセスとして、VE交渉は機能します。
信頼関係を大切にしながら進めることが、結果的にいい家づくりにつながります。
📝 この記事が参考になった方へ
採用したVE項目の具体的なリストと削減金額の全明細は、有料noteにまとめています。
有料note「注文住宅で1,200万円を減額した実録」(近日公開予定)
2児の子持ち30代夫婦が、富山から東京の設計事務所と取り組んだ全記録です。
公開時はこのブログとInstagram(@chihou.iedukuri)でお知らせします。
→ 減額シリーズの全体像はこちら:注文住宅で1,200万円を減額した話——3つの分類とは

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